波紋堂が開発中の製品、ランプシェードについて少しご紹介。
タコのランプシェード
波紋堂はいつもヘンテコ文具を作っていますが、実はインテリアも大好きです。
ときどき「MUJIみたい」などと言われますが、どこが似ているのか、よくわかりません。
そもそも、板金加工で出来ることはとても限られています。可能性を突き詰めれば、何かに似るのかもしれません。
さて現在開発中のランプシェード。
こう見えても、あの軟体動物のタコをイメージしています。
板金加工で出来ることは限られていますので、どんなに頑張っても、こんな形状になってしまうのです。
「ランプ」の「シェード」とはなにか。
「ランプ」は分かりますが、「シェード」とは?
shade ・・光が物体にさえぎられてできる暗い陰
のことだそうです。
「シェード」とは、ランプの光をさえぎるもの。
意外ですね。「傘(アンブレラ)」でもなければ「屋根(ルーフ)」でもなかったのです。
「ランプそのままじゃパーっと全部を照らし過ぎるので、何かで『さえぎり』ましょう。」ということです。
なぜ? 明るくするためのランプの光を、なぜわざわざさえぎるのか?
なぜなら、その方が心が落ち着くからです。。
ランプシェードと言えば、やはりデンマーク。PH5等々、ランプシェードの名作が沢山あります。
そしてデンマーク語で「居心地がいい空間」や「楽しい時間」のことをさす有名な言葉、『ヒュッゲ』。
国全体にそういう文化が根付いているんですね。
そのデンマークで、ランプの光をさえぎるための「シェード」が、多く生み出されているわけですから、もう間違いありません。それは『ヒュッゲ』です。
ぜひ、その居心地をよくするための知恵を学んでいきたいものです。
さてこれから製品化に向けて、コツコツと作業をして参ります。
ではまた!