「1本ペン立て」は、ただクネクネ。いや、便利なクネクネです。
波紋堂の商品、「1本ペン立て」をご紹介いたします。
なぜ、こんなかたちなのか?
板金雑貨だから、ということもあります。でもいちばんの特徴は、底面の平べったく伸びている部分。
実は、映画「スターウォーズ」に出てくるジャバザハットというキャラクターをヒントにしました。妙に安定しているこの形。
実際、私も普段から使用していますが、とても安定してますので安心して使用できます。
不思議な「空きスペース」
無駄に伸びた底面。でもこの無駄こそ大切なのです。
人間が他の動物と決定的に違うところ、それが「無駄を愛でる心」です。
トップの写真のように、不思議と「何か置きたくなる」スペースです。どうぞお気に入りの人形やアクセサリーを置いてみて下さい。いえ、あえて「何も置かない」というのも良いのです。とにかく何でもアリなのです。
無駄、それは空(くう)。アヒルちゃんから哲学まで、すべての可能性がそこに。
ペンを入れる部分
横から見ると、クネクネと曲がった形です。でもペンを入れる二つの穴は、ピッタリ揃っています。
そしてやはり金属の板。
波紋堂は「ガルバリウム鋼板」という材料をよく使用しています。これは鉄(Fe)の表面に、アルミと亜鉛のメッキをしているものです。(建物の屋根や壁に使われています。)その丈夫さと、表面の独特な模様が特徴です。
これがもし紙であれば、「ただクネクネ曲げただけの商品?」とか言われそうです。でもこれは金属です。とっても堅い。
この堅い金属の板を、きれいに、そして正確に曲げるのはとても難しいのです。
プラスチック製品のように世の中でたくさん売られていないのは、この難しさがあるからです。
普通なら、もしネットでチラッと見かけても、瞬時にスルーしてしまうような製品です。でも「何だこれ?」と思って見ていただいた方、さすがお目が高い。今はとても安価に売っておりますが、企業として運営していくためには早々に値上げしなければなりません。どうぞ今のうちに。
まとめ
「1本ペン立て」は波紋堂を代表する作品です。
最初にInstagramでご紹介したときに、いち早く「いいね」をいただいたのは台湾のおしゃれな雑貨屋さんからでした。とても嬉しかった!
言葉が通じなくても「何かが伝わった」ということでしょう。
とても珍しい、見たこともないような作品・製品ではありますが、あなたのお手元にもどうぞ1つ。