ランチを食べることを止めたら、良いこともあり、悪いこともあり。
ランチやめました。と言っても、夜は居酒屋、お昼はランチ、の飲食店ではありません。
私が、お昼ご飯を食べるのをやめた、というお話です。
Tokyo港区オフィスライフ。
オフィスワークを長年やってます。場所は東京都港区ですから、日本随一のオフィス街です。(私の勤めている会社はとても地味ですが。)
ランチタイムともなると、背の高いオフィスビルから、アスファルトの道路へ、人々が少しずつ流れ落ちてきます。
お弁当を持って来ている人、宅配弁当を取っている人も多いと思います。
でも「お昼休みはぜひランチタイムを楽しみたい!」という人もたくさんいます。無機質なビル群の中で働いているからこそ、大切な息抜きの時間なのだと思います。中には、ランチだけが唯一会社の外に出られる時間、という人もいる と思います。
ランチは良いが、そのあとが問題。
さすが港区。ランチはとても安い。夜は居酒屋をしているお店が、宣伝活動としてランチを安く提供しているのだ。安いランチで馴染んでもらって、夜はお酒でたくさんお金を落としていってもらう。そんな流れで商売が成り立つようです。
私もそんなランチライフ楽しんできましたが、ひとつ、食後がとても辛いという問題を抱えていました。
いま考えると、そのころは夜遅くまで起きていて、睡眠時間はいつも足りていませんでした。そのせいもあって、とにかくランチ後の午後1時〜3時頃はとても眠かったのです。日々、睡魔との戦いでした。
睡魔と戦うと、なぜあんなに疲れるのでしょうか。半分眠っているようなものなのに。。
そんな戦いの後、ようやく集中力が高まって復活し始めるのが午後3時〜4時頃から。その後、その損失を取り戻すために頑張るのですが、結局残業する羽目になります。残業で帰宅が遅れ、夕食が遅くなり、就寝も遅くなる。そんな悪循環にハマっていました。
ランチの量を減らしてみた
技術職から営業職へ異動したときに、(自ら進んで異動したということもあり)そういった習慣を見直しました。当初はランチを食べに行ってましたが、ある日から、コンビニでおにぎり1個、野菜ジュース1本、プロテインバー1個という3点セットに変えました。当初は「お腹がグウグウ鳴って恥ずかしいことになるのでは」という不安もあったのですが、大丈夫でした。そしてついに、睡魔との戦いから解放されました。随分楽になりました。
それでも、営業で外へ出ると、移動中の電車の中で睡魔が襲ってきました。お客さんのところへ行くときに電車を乗り過ごしてしまい、慌てることも時々ありました。元来、8時間は睡眠が必要な私ですが、そのころは平日は5時間くらいしか寝てませんでした。ショートスリーパーに憧れて、3時間睡眠を目指していたのです。そもそもそれは、私の体質的に無理だったのだと思います。
そしてついに、ランチやめました。
そんな日々が続いていた中、コロナ禍という事態になりました。
いろんな影響はありましたが、通勤時間(往復で2時間)が不要な日が増えました。
それと、日頃から健康管理には十分気をつけるようになりました。特に、免疫力を高める最重要課題として「睡眠時間を増やす」ということを積極的に行うようになりました。
その結果、思いもよらぬ良い影響が出てきました。
昼間の時間が充実するようになったのです。睡眠をよく取るようになったおかげです。
しかし、まだランチを食べた後はやはり少しだけ頭がぼーっとします。
午後、リラックスしてみたり、気持ちをリセットしてみたり、あるいは少し散歩するなどして、いろいろ試してましたが、やはりそのための時間が必要でした。
そんなある日、「1日16時間、空腹時間を作ろう!」という健康法をYouTubeで知りました。
【空腹こそ最強のクスリ①】中田敦彦のYouTube大学より。
私、このようなものを素直に受け入れるタイプです。
人間には空腹時間が必要なのだと。
しかし私の場合、同居人との都合もあり、実現不可能です。
もっとも現実的な選択として、16時間は無理だけど、ランチをやめれば、13〜14時間はいける、と思いました。
そしてすぐに実行したのです。
ダイエットするつもりではなかった。
ただひたすら、時間を節約するため、起きている時間をできるだけ充実させるために、いろいろと試してきました。
そして「ランチやめました」。
実際、お昼過ぎに眠くなることもなく、集中力は途切れずに、夜7時〜9時くらいまで頑張れるようになりました。なんという充実感!
一ヶ月ほど経って気付いたのですが、脇腹の贅肉がかなり無くなっていました。
私はそもそも痩せている方なので、ダイエットなど考えてもいませんでしたが、多分「ランチやめるダイエット」は結構痩せます。(体重計は2年前に捨ててしまったので、何キロ痩せたかはわかりません。)
脇腹の贅肉が無くなるというのは、結構な効果だと思います。
【おにぎり+野菜ジュース+プロテイン菓子】というストイックなランチをやめただけなのですが、こんなに違うものかと少し驚きました。
ランチは何かとそっくり。
ランチをやめて思ったこと。それは、タバコとそっくり、ということです。
ランチやめた最初の数日は、なかなか食べ物のことが頭から離れず、ランチに囚われた人間になった気分でした。
もしかすると私は、ランチ依存症なのではないかと。本当に、タバコをやめたときとそっくりでした。
タバコは周りの人に、しかめっ面で嫌がられ、肩身の狭い思いをしますが、幸いにしてランチはそういうことはありません。でもそれが「幸い」なのかどうか、今となっては判然としませんが。
だから、やめられる人とやめられない人で、優劣があるわけではありません。
人間の脳がそうさせているのですから、やむを得ません。
もし「ランチやめました。」を試してみるのでしたら、ときどきは自分にご褒美を与えるなどして、無理をしないようにしましょう。
やはり一番大切なのはメンタル。
やはり一番大切なのは、メンタル。心のケアだと思います。
前向きにランチをやめるなんて、そもそもメンタルが健康でなければ思いつきもしないでしょう。メンタルがあまり元気ではない方にはおすすめできません。
メンタル的に大丈夫な方には、ひとつ私の体験を参考にしていただければと思います。
食べる・食べないなんて、本来は人それぞれ自由なはずです。でも大人になるとなかなかそうもいきません。
このブログが、考えてもいなかったことを考えたり、重い腰を上げたりするキッカケになれば幸いです。
それではまた。