孤独への情熱。
人に言うのは憚(はばか)られる、内に秘めた思い。
それは孤独への情熱でした。。
どうしても外せない、情熱。
あなたはどのようなことに対して、情熱をかけていますでしょうか。
・もし花が好きなら、育てることなのか、それとも観察することなのか。
・もし旅が好きなら、景色を見ることなのか、人と交流することなのか。
・もし音楽が好きなら、聴くことなのか、演奏する(または歌う)ことなのか。
人により様々です。
でもそれは本当に、あなたの情熱でしょうか。どうしても手放せないものでしょうか。
実際のところ、友達との繋がりや、体裁の良さで選んでたりはしませんでしょうか。
気付いたら、自分がわからなくなっていた
私は大人になって、子供の頃よりかなり結構賢くなったつもりです。昔よりも情報が沢山ありますから。
しかしながら、知識を得ることは、未知の世界を見ること。私はその欲求が強すぎたのかもしれません。
ただ「なるほど」「へー」とか言っていたレベルのものが、だんだん「自己改造」へと進化していきました。
よって、自分が「絶対にイヤ」だと思っていたことにも果敢に挑戦しました。それは同時に、あらゆるものを手放すことでもありました。そしてだんだん自分が自分でなくなってきました。。
例えば、人前に出るのが嫌いだと思っている人が、堂々と皆の前でお話しをしなければならなくなったとしたら、どうでしょう? はたから見れば大したことではありません。でも、本人はもう想像しただけで、目をつぶりたくなるような事態です。最悪の場合、「生きていけないかも。死んでしまうかも。」という恐怖さえ感じます。でも「実際に実行」するときは、そう言ったいろんな思いをかなぐり捨てて挑むのです。
新しい知見を得ることと、今までの何かを手放すことは、同時に起こります。
私はそういうことを沢山実行してきました。自分が絶対にしないと思っていたことを、あれやこれやと。何故かというと「未知の世界を見たい」と思ったからです。「死ぬほどではない」と思えば、殆どのことはできてしまうものです。
私はそれを10年近く継続した結果、「自分史上、最強」になりました。
最強になったら嬉しいかと言うと、全然そんなことはありません。元々私は、弱い人間でしたから。
強いのは私ではない、弱いのが私なんだ。元々の私はどこへ行ってしまったのか? 気づいたら、アイデンティティが崩壊していたのです。
元には戻らないので、根底を探ってみた。
あまり自分を改造し過ぎると元に戻せなくなります。改造前の自分を忘れてしまうからです。もし今のようにブログに書き残していたら、まだ元に近い状態に戻せる可能性もあったかもしれませんが。残念ながら元には戻せません。
でも悪いことばかりではありmせん。自分をよく観察すると、ふと気付きました。どんなに自己改造しても、どうにも改造できない部分が残ることに。
「自分もいろいろ変化してきたけど、ここだけは変わってないな」と思える部分が、実はあったのです。
いえもっと言うと、自己改造とか言いながら、実はいろいろ余計なものを削ぎ落としていたのかもしれません。
それにしても、随分苦労の多い遠回りをしてしまったものですが。これは自分に嘘をついてしまったことに対する酬いかもしれません。
結果を世界へ公表、このブログで。
そもそも以前の私なら、ブログを書いたりはしませんでした。しかも、このように自分の考えを吐露したりはしませんでした。でも一度、自分が自分でなくなるところまで改造してしまいましたから、できてしまうのです。
さて、世界に向けて「自分の根底にあるものは何か」を白状します。
私の根底、それは「孤独」と「冒険」です。
(もはや体裁は気にしていられません。)
「冒険」の方は、まあそこそこ自慢できるとしても、「孤独」の方はどうなんでしょう?
「孤独」は「孤独」になれない。
私は「孤独」を恥ずかしがってしまいますが。。
でも例えば、「孤独」をテーマにした音楽作品は、ジャンル問わず沢山あります。音楽でなくても、漫画「孤独のグルメ」など、孤独を明るく賛美する作品もあります。いやそもそも、「作品がある」というだけではありません。それらは、ものすごく人気があります。
つまり、孤独は人気なのです。孤独になった途端、孤独ではなくなるのです。「『孤独』をみんなで『共感』する」、という逆説(かっこよく言えばパラドックス)的なことになっているわけです。
孤独であればあるほど、みんなと繋がれるのです。
目が回りそうな世界。でもこれが「孤独」です。悪くない!
まとめ
さて、実は私、孤独が好きでした。いえ、「孤独感が好き」と言ったほうがいいかもしれません。
ですから、ネットの世界で「みんな集まって! ここにいいものがあるよ!」というキャンペーンを打つことができません。
そういう性分なのです
ですから、皆さんがふと思いついたときに、チラッと覗きに来ていただけるホームページ。。ここがそんな場所になれば、とても素敵だと思います。
ではまた。