孤独をハックしよう!!
しつこくてすいません。また「孤独」についてのお話しです。
偉い人はひとりの時間を持っている
この「孤独」のことについて、私がひとり孤独に「孤独はいいよ〜。」なんて言っていても、さすがに説得力が無さ過ぎますので(いや、本来そんなことを気にする必要はないのだが)、関連書籍をまず紹介させていただきます。
「孤独」について、世の中にはどんな本があるのでしょうか。(本の解説をするわけではありません。)
岡本太郎著「孤独がきみを強くする」
茂木健一郎著「孤独になると成果が出せる」
久住昌之(著) 谷口ジロー(イラスト) 「孤独のグルメ」
プレジデント 2020年12/18号
はい。ざっと4冊ご紹介しました。
このとおり、孤独に関する本は結構あります。面白いですね。他にも沢山あります。
つまり孤独とは、殆どすべての人が対象になる普遍的なテーマであると同時に、ネガティブでありながらも愛されている心理、ということが言えます。
「矢沢」はひとりでOK!!
「矢沢永吉」は、この世に一人いればよい。というお話し。
私は矢沢永吉さんの存在がずっと気になっています。音楽はそれほど沢山は聴いてません。でも、その存在感がとても好きです。
「矢沢永吉」がどんなに素晴らしいからと言って、同じ服装、同じヘアースタイルで、そっくりに振る舞っても、せいぜい「モノマネ」か「そっくりさん」という括(くく)りになります。本当に尊敬して、敬愛してやまないので、ついその人の真似をしたくなる。その気持ちはよくわかります。
でもこの世の中に「矢沢永吉」はひとりで充分なのです。ほかはいらない。It’s OK!! 皆がひとりであって欲しいと願っているのです。
では矢沢永吉さん、その当のご本人は、どうなのでしょうか。
「オレって一人しかいないじゃん? なんか、寂しいんだよね。。」なんて思うことは、当然ないはずです。 多分ご本人は、一人であることを気にしてないと思います。
私の想像では、「オレがいて、そしてみんながいる。」そう思っている。
孤独と言えば、たしかに孤独。でも、皆同じです。「私がいて、そしてみんながいる。」
でもそこに辿り着ける人は意外と少ないのですが。。
「痛い人」と「一目置かれる人」は同じ
よくイケハヤさんのツイートでも見かけます。「成功する人とは、ある意味『痛い人』だ」と。
今どき、この溢れかえる情報の中で、誰かに自分を見つけてもらうためには、「痛い人」であることが大切なことになってきます。普通の人はサッサと通り過ぎてしまいますから。目を引く存在しか、引っかからないのです。
アナログな世界で言えば、辞書をバーっとめくって、そのなかに赤線を引いている言葉があれば、パッと目が止まります。そんな感じです。
でもなぜ「痛い人」と「一目置かれる人」が同じなのかというと、
例えば私が「なんだ? この痛い人は?」と目を止めた人。でも他の人から見れば、「なんだ? この人いいね!」となるのです。
人というのは、賛否両論が必ずあります。「なんだこいつ?」が同時に「なんて素晴らしい人!」なのです。
よほど問題のあることをしてない限り。
「孤独のグルメ」に見る孤独の楽しみ
私も大好きな「孤独のグルメ」。テレビ番組の方は、最新シーズン以外はすべて観ました。
まずどこかのお客さんと会って商談。無事に仕事が終わると、あとは「腹が減った」ということで、お店を探し、探し当て、そしてたっぷり食べる。
ものすごくザックリまとめると、大体こういった展開です。
さてこのお話しで、「孤独」になるところはどこかと言うと、お客さんとの商談の後。
私も営業職を10年以上やってますので、なんとなく分かります。営業とう仕事は、人と会う仕事。それはそれで、いろいろあって楽しい。
でも、その人と会う場から離れ、一人になったとき。このときの解放感と言ったらありません。
つまり「孤独になる」=「開放される」なのです。
「孤独のグルメ」は、その孤独の解放感と楽しさを多くの人に教えてくれた、とても素晴らしい漫画だと思います。
まとめ
さて、「孤独」が持つネガティブなイメージと、前向きなイメージ。そして普遍性。前回のblogでも書きましたが、「孤独」になっても、それに共感する人が沢山います。人類共通と言ってもいいかもしれません。なのに、なぜ「孤独」がネガティブに感じられやすいのか。それを研究した人もいるそうですので、また本などを読んだらご紹介いたします。
今回は、孤独とはなにか? 孤独とどう付き合うのか? ということをいくつか紹介させていただきました。これは結構深掘りすると面白そうです。
ではまた。
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追記:2021.1.29
なんと『孤独担当相』なるものが登場! と言ってもこちらはものすごく深刻な方。
産経新聞ニュース「『孤独担当相』は田村厚労相」 菅首相が突然“指名” 本人も驚く
波紋堂は、世の中に蔓延しているネガティブな『孤独』のイメージに対して「ちょっと待った!」と言いたかったわけですが、これはもう歯止めが効かないところまで来ていますね。