実験をテストする実験。

歴史、広告、発明、強いては人生、すべて「実験」である、というお話しです。

歴史、広告、発明、全ては実験の賜物
歴史、広告、発明、人生、全ては実験の賜物

すべては実験だった。

いきなり壮大なところから入ります。

人類はあらゆる「実験」を繰り返してきました。

その当事者が「実験」だと自覚していたかどうかは分かりません。でもとにかく「実験」を繰り返しているのです。

私は当初、「挑戦」や「冒険」という言葉を使っていました。でも何か物足りません。

それらの言葉には、行動の「後」、つまりアフターケアが含まれていなかったのです。一か八か、ダメだったら一巻の終わり、という言葉なのです。

その言葉のおかげで、私は長年、一歩を踏み出せずにいました。そして同様に、どれだけの人がいまだに二の足を踏んでいることか。。

思い切って起業したり、何か大きな一歩を踏み出そうとするとき、恐れているのは言葉の印象から生まれる妄想なのではないでしょうか。本当に死が迫る程の苦難が待ち受けているのであれば当然避けるべきです。しかし、実際のところはどうでしょう? やはりここは、ファクトフルネスで見るべきです。

そんないろいろなことを考えていたある日、思いつきました。「実験」という言葉がピッタリだと。古い言葉で言うと、ドンピシャリ!です。

さてここで言う「実験」とは、

  • 仮説を立て
  • 実行し
  • 結果を検証し
  • また次の実験に活かす

です。

本来の意味を少し拡大解釈しているかもしれません。しかし実験とはそもそも、こういうことだと思います。

「歴史に学ぶ」は実験だった

昔の偉い人(ビスマルク)の言葉

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

なんとも深くて含蓄のある言葉です。

この言葉の言いたいことは、「自分の経験で知り得ることなんてほんの少ししかない。過去の歴史には、人間の膨大な経験と知恵が蓄積されている。そこから多くを学ぼうとする人は賢いんだ。」ということです。ある意味、「経験豊富な俺がイチバン!」と思っている人を諫めている言葉だとも言えます。

さて、どうやら偉くて賢い人たちは、歴史に学んでいるようです。ありとあらゆることを学んでいるようです。

「歴史を紐解けばわかる。◯○をすると失敗する。だから□□にしておこう。」と言った具合。賢いですね。

しかしここで私は言いたい。これは「過去の実験データを見て、次の実験を行う」という行動なのだと。賢者がそれを自覚しているかどうかは別として。

一見「賢者が賢い行動をした」と見えても、その賢者もやはり長い歴史の1登場人物に過ぎません。「賢者の実験(歴史)を、賢者が学んで次の実験をし、また次の誰かに引き継ぐ・・」というバトンの受け渡しなのです。

ジョン・ケープルズなんてもっとスゴい。

ジョン・ケープルズという人をご存知でしょうか。簡単に言うと、伝説のコピーライター。

かなりご高齢になるまで「現役で」活躍し続けた、という伝説のライターさんだそうです。「現役で」というところがいいですね!(あのDaiGoさんもオススメの本↑)

そして私もこの本を読んでみました。そして、とにかく印象に残った言葉。

それが、

TEST! TEST! TEST!

さすが伝説のコピーライターです。(もっとも大切な言葉を、私の固い頭の中に定着させています。)

内容はこうです。

広告には完全なる正解がない。常にテストして、結果を検証しなければならない。後で検証できない広告は、広告として使ってはいけない。検証できる広告でなければ、広告を出す意味がない、というようなお話しでした。広告の神が言うのですから、間違いありません。

TEST! つまり実験!です。

「広告」と聞いて、いったいどれだけの人が「実験」というキーワードを思い起こすことができるのでしょうか。私はこの本を読んで、とにかく「TEST」をゴリ押ししてくる広告の神に、私は本当に驚きました。

そして改めて思います。やっぱり大切なのは「実験」なんだと。

失敗を失敗と言いたくない人にオススメなのが「実験」。

まったく成功してもいない私が言うのもなんですが、やはり「失敗は成功のもと」なのだと思います。でもエジソンは、失敗を失敗と認めたくなかったようです。負けず嫌い全開です↓

私は失敗したことがない。
ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。

by トーマス・エジソン

名言です。その負けん気の強さはともかく、私が着目しているのは、「うまく行かない方法を見つけた」という部分。つまりこれは、1万回の「実験」をした、ということです。

はい、ここでも「実験」です。

実験を1万通りと言うと、まるで実験天国なのか、もはや実験地獄なのか、どちらなんでしょうか。でもとにかく、膨大な量の実験を行ったということです。

そして沢山実験したからこそ、エジソンは素晴らしい発明品をたくさん生んだのです。

まとめ

さて今回は、偉人にあやかりつつ、実験の大切さをお伝えしてみました。

ビスマルク、ケープルズ、エジソン。

そんな偉い人達を、「実験」という視点で見て、繋げてみました。

ちなみに私の起こしたこの会社、そして私の人生、すでにいろんな実験結果が出ております。「こうして失敗しました」という報告は沢山できます。私の例を参考に、上手く困難を避けていただくなり、屍の上を乗り越えていただくなり、どうぞお役に立てていただければと思います。

そんなわけで、最後に一言。「人生は実験なり!」

それでは。

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