頑張れ、団塊ジュニア世代
是非とも頑張っていただきたい、団塊ジュニア世代。
団塊ジュニアとは1971〜1974年生まれの人を指します。(wikipedia「団塊ジュニア」)
そしてその最初の年代がついに今年(2021年)、50歳を迎えます!
ちなみに私は今年51歳ですので、ほぼ団塊ジュニアと言ってもいい世代です。正直、定義上は違いますが、同じ団塊ジュニアだと思っています。
不運の世代、団塊ジュニア。JG
おそらく殆どマスコミにも取り上げられることのない、団塊ジュニア世代に関すること。
ここでは便宜上、名前をつけます。
ジュニア・ジェネレーションJG「ジェイ・ジー」!!(以下略してJG)
この世代、とても不運な世代と言われています。「バブル崩壊」「不幸の世代」「消えた第3次ベビーブーム」。なんと、世代ごとまるっと不運なのです。簡単に一括りにしてしまうのも少し乱暴ではありますが。。しかし統計では、貯蓄額100万円以下の人が10人に1人の割合でいるそうです。そこそこ貧困率の高いJG。
結婚・子供の適齢期である20代〜40代の時期が、「失われた30年」とピッタリ当てはまる世代ですから、もう不運としか言いようがありません。
自分の世代のこととは言え、書いているだけでも涙が出そうになります。
俺たち最高!人口最高! 団塊ジュニア。JG(ジェイジー)!!
JGは人口が多い。とにかく多い。
なんとこの私、自分でわざわざ政府統計の総合窓口「e-Stat」からデータを拝借し、Excelでグラフを作ってみました。
現時点で最新の情報です。(2020年8月確定分と2021年1月までの推計によるとのこと。)政府の統計を信じるか信じないかはアナタ次第です! それはともかく、いわゆる一次情報と呼ばれる情報ですので、信じるに足る情報と思います。
そしてこのグラフを見て一目瞭然。
45〜49歳の人口が978万人でトップ!! まさかこんなに突出しているとは思いませんでした。
さらにそれに近接する世代、40〜44歳と50〜54歳も、他と比較するとやはり多い。
子供を作らないから日本は衰退するのだ、と論じる上の世代の方々よ。。まさにこの『大多数』の人たちに、そんなに強気で挑むのはなぜか?
世代のせいにするのはよくない。でも世代ごとに違いがある。
しかしなんでもそうですが、他責、つまり誰かのせいにするのはよくない。。ん?
ところで「せい」ってなんだ?
・せゐ 【所為】 ある人の行為から生ずる結果。ある原因の結果。ゆえ。
だそうです。
しかし、例えばビル・ゲイツとスティーブ・ジョブズは同じ1955年生まれ。その世代に生まれ、アメリカで活動をした、という共通点は単なる偶然ではないと言われています。つまり世代ごとに幸運・不運は結構ある、ということです。
そして我ら『JG』。まさに不運の世代。思うような人生を送ってこれなかった世代。自己責任と言われてしまえばそうなのかもしれません。でも時代の流れ、空気を読む国民性、景気の低迷など、我々がどうにも制御できないことにずっと翻弄されています。
それと、医療の進歩のおかげか、年配の方々が元気。元気がいいのは素晴らしい。でもその世代がずっと現役を続行しているおかげで、50歳にもなってまだ指示・指令を受ける立場に甘んじている人も多いはず。そんな不甲斐ない立場なら、思い切って脱出してしまえばいいのですが、さすがに50歳にもなると転職は難しい。もう、八方塞がりなのです。
秘密の世代、団塊ジュニア。JG!!
JG。これだけ人口が多い世代なら、発言権も大きいはずです。例えばテレビなどでも、その世代による、その世代のための番組が、もっとたくさんあってもおかしくないのではないでしょうか。昔懐かしの音楽番組程度なら頻繁にあるかもしれません。
でも、自分たちが不運の世代であることを訴えたり、社会問題として扱った番組はいままで見たことがありません。訴えてどうなる?と言われるかもしれませんが。。
これはごく個人的な主観ではありますが、「そもそも自覚がない。」というのが本当のところではないかと。
だれも訴えない。だれも自覚がない。だれも着目しない。みな無関心。
まるで、公(おおやけ)には言えない「秘密の存在」として扱われているのではないかと思えてきます。この不都合な真実をどう隠すのか。それは、JG自身が「自覚しないように」うまくコントロールするのが一番であり、見事それに成功しているのではないかと。
もしかすると、マーケティング目線で世の中を見ている人からすれば、美味しい鴨に見えるのかもしれません。小手先のテクニックでコロッといってしまう、しかも人数が多いからそこそこお金にもなる、そんな美味しい鴨です。
昭和の清算。それが団塊ジュニア。
これは私の単なる妄想かもしれませんが。。
昭和と団塊ジュニアの関係について考えたことです。
昭和。それは激動の時代でした。戦争に始まり、バブルに終わった時代。
あまりにも激しかった時代。だからこそ、人それぞれいろんな思い、怨念のようなものが残っています。
「夢」「光」「癒し」「憎悪」「無念」などなど。でもそれらを引きずっていては前に進めません。どこかできっちり清算して、新しい時代へ進まなければなりません。
ただどんなに生活が豊かになっても、どんなに政治家が演説をしても、人々の心の深いところには、昭和の魂が残り続けます。
そして私が思うには、団塊ジュニア世代はその清算のために消化される存在なのだ、ということです。
なぜかと言えば、それが自然の法則のように思えるからです。まるで、上流から下流に自然と水が流れる川のように、団塊ジュニア世代の人々が犠牲になっているように見えます。
そのように語ると、少し神がかったようにも聞こえます。ですからもう少し分析的に言うと、「その中にいると誰も自覚できない集団心理」の流れなのではないかということです。皆が無意識のうちに受け入れていることは、見方によっては、まるで自然の流れのように感じるのだと思います。
そして今の日本の大きな社会問題である「少子化」。
これはまさに、団塊ジュニア世代が子孫を残さなかったことが原因です。決して意図的にそうしたのではありません。自然だったのです。「これ以上、自分達の子孫を残せない」という無意識の判断が、結果として「少子化」となったわけです。
つまり、団塊ジュニア世代が、「昭和の清算」を成し遂げる一つの方法として、無意識のうちに「少子化」という手段を用いてしまった、ということなのではないでしょうか。少なくとも、私自身はそのような感覚を持っています。
哀しき時代の犠牲者、それが団塊ジュニア世代なのです。
でもやっぱり、自分で努力も大切。JG!!
私の周辺には、うっかり努力を怠っている人がたくさんいます。人は歳を重ねるほど、努力をしなくなります。
それは体力の衰えでしょうか。いえ、そうでもありません。
努力の必要性を感じたときに、口に出してはいけないセリフ、それが「もう歳だから」です。それを言うと、確実に目先の快楽に没します。
例えばあの筋肉でブレイクした俳優の武田真治さん。1972年生まれ。まさに団塊ジュニア世代(JG!!)です。そんな歳になっても、いや、おそらく彼はこの先60歳になっても、ほぼ現状を維持するはずです。「もう歳だから」なんて言わないはずです。
筋肉ばかりではありません。脳ミソも同様、コツコツと鍛えれていれば、年齢に関係なく強くなるはずです。筋肉よりむしろ、脳ミソを積極的に鍛えるべきです。お金を稼ぐためには鍛えられた脳ミソが欠かせませんから。
いま活躍しているYouTuberなど、いわゆるインフルエンサーの方々を観察すると、本当に素晴らしく優秀で、感心させられます。でもそういう人たちは殆ど30歳代半ば。
多くのJGは、そういう人を見て「彼は若いから・・私はもう歳だから・・」と言うはずです。そう言ってスルーしてしまいます。
そんなことでは変化できません。変化をしなければ、この不運な世代JGがそのまま歳をとっていき、多くの人がいまいちな老人になります。そうなると、もう想像を絶するような問題が次々と出てくるに違いありません。
そのときになって「おれたちのせいじゃない!」といくら訴えても、手遅れなのです。
問題はDXで解決しよう。
多分、JGはDXが苦手です。
つまり多分、団塊ジュニア世代は、デジタルトランスフォーメーションが苦手です。(wikipedia デジタルトランスフォーメーション)
「もう歳だから」「そういうの苦手だから」「だれか・・そこの若い人! DXやってくれない?」という具合に、逃げ惑う姿が目に浮かびます。
でもこれはとても残念な発言です。
JGはこれからもっと頑張って、他の世代に「有難う」と言ってもらえるほどのことをしなければなりません。そしてそれには、DXが欠かせません。
ではDXで何をするの? それは、私にもわかりません。その答えは多分、DXの中にあります。
これからの時代、テクノロジーに適応しなければ何の力も発揮できません。それは間違いありません。
JGがDXをひっさげて、ハッピーをゲットしに行く。これ以外の方法は。。。多分ありません。
まとめ
私のブログとしては、少し長くなってしまいました。
まず団塊ジュニア世代←JG(ジェイジー)と呼んではどうか、という提案。
そして、本当に人口が多い世代であることを再確認できました。
いろいろと苦労してきた世代ですが、そろそろ、自分たちのために、そして社会全体のために、何かできることはないだろうか。
おそらく不運な自分たちがハッピーになることが、社会全体にとって良いことになるはずです。
そのためには「同世代同士で通じ合う気持ち」をなによりの宝とし、力を合わせて前にすすんでいくこと。
これからも頑張りましょう!!
それでは。
以下、おまけ。
ほぼほぼ団塊ジュニア世代の私が、なんとひとりでonline storeやってます。よろしければどうぞ→コチラ
作品の写真はこちらのほうが沢山あります。→product