インフレの予感。
私の予想は外れることが多いです。
だから敢えて予想します。
そのことにより、外れる確率が増えるなら、それはそれで良しとします。
ただ、心配や不安というわけではありません。なんとなくの予感です。
インフレーション噴火の予感、の図です。
金融がすごいことに。
これを書いているのは2021.4.14。
いまや株式市場、金、国債、不動産、暗号資産・・
値が上がってないものは無いのではないか、というくらい、金融資産が上がっているようです。
資産を運用しているお金持ちが羨ましいところですが、それはさておき。。
私が「株価とかいろいろがすごいことに・・」と言い終わらないうちに、おじさん達が食って入ってきてこう言います。「金持ちばかり儲かっているんでしょ。我々には全く降りてこないけどね笑。」
ニュースなどでも、「実体経済が伴わない」というフレーズを何度聞いたことか。
私自身も、株価上昇の恩恵は全くない類の人間ですが、まあ、漠然と「上がることは良きことかな。」と思っている程度でした。
ものづくりの現場では、値上がりが主要な話のネタに。
仕事柄、製造業の現場の声をよく聞きます。
いまもっぱら話題なのは、「部品の値段が高い」「材料が値上がり」「納期が見えない」といったことです。
これは以前から製造業の現場の愚痴みたいなもので、よく見かける光景です。
でも私がいままで感じたことのない空気を今感じでいます。
製品を作るための材料と、その材料を作るための材料が、入手困難で、且つ、値上がりしているということです。
いままでは、もしA社の材料が入手できなければ、B社の材料を買えば良かったのですが、いまは景気の低迷やコロナ禍の影響もあるのか、「B社が廃業」していたりするのです。そうなると、もう黙ってA社の言うなりになるしかありません。
A社は「市場価格の高騰と材料不足」という値上げの大義名分がありますから、グイグイ上げてきます。
部品や材料を「買う側」も「売る側」も、いろいろ大変なことになることが予測されます。
これから製品の値段を決めるのは、下請けかもしれない。
いままでは、マーケットの要請により製品価格が決まっていました。
つまり、以下のような流れ。
・○マダ電気でテレビは5万円じゃないと売れない
・大手メーカーはテレビを5万円にしようと考える
・下請け会社に、「安くしてね」と頼む
・立場の弱い下請け会社は、従うしかない。
・下請け会社は社員の給料を下げるしかなくなる。
こうしてデフレが続いています。
しかし、その流れが変わるかもしれない、という空気を感じています。
つまり、以下のような流れ。
・材料の値段が上がった。(先物取引き等により。)
・下請け会社は、「材料が上がったので、納入品の値段が上がります」と言う。
・大手メーカーは、「じゃあ他に頼むわ。」と言いたいところだが、他に頼むところがない。
・大手メーカーはテレビの値段を5万→7万円にするしかない。
・○マダ電機はどうする?
という感じです。
上→下の流れが、下→上の流れに変わりつつあるのではないかと。つまり、最終製品の価格は下請け次第となるかもしれません。
およそ30年、製造業に携わってきましたが、こんな空気は初めてです。
これは世の中ひっくり返るくらいのことではないかと、ひとりでドキドキしています。
インフレになったら、おじさんがウハウハ。
前記のようなことが起こると、すべての物価が上がり、インフレになるかもしれません。日銀やFRBがジャブジャブお金を世に送り出しているので、そうなってもおかしくありません。そうなると・・
インフレとは、通貨の価値が下がるわけで、つまり「100万円なんて、大したことないな。」という感覚になります。
これは、貯金の100万円もそうですが、逆に借金の100万円もまた同様です。
これはつまり、長年、住宅ローンで苦労していたおじさん達が、ついに開放されることを意味します。借金感が軽くなるわけですから。
インフレになったら、おじさんの「住宅ローン、あと2000万円か・・」というときの表情、見てみたいものです。
マネーに振り回される人生
私はマネーに振り回される人生を長く送っています。
若いときはまさか、そんなつまらない人生になるとは思ってませんでしたが。。人生、思うようにいかないものです。
良いときもあれば、悪いときもあります。
お金が儲かったことはありませんが、やっぱり儲かると楽しいのでしょうか。
お金で楽しくなるのと、他のことで楽しくなるのは、何か違うのでしょうか。
いずれにしても、もうすぐゴールデンウィーク。去年同様、やはりコロナ禍のままなのでしょう。
それに加えて「インフレ」という激変が起こると、またいろいろ大変なことになりそうです。
賢い人は、今から住宅ローンを組んだりしているのでしょうか。
私にはそんな勇気もなく・・
楽しければよし。
私の希望は、この波紋堂の事業をコツコツと発展させることです。
しかも楽しみながら。
まだまだ面白いアイデアが頭の中にたくさんあります。あと必要なのは、実現するための体力だけです。
さて、ここにインフレの予感を記録しておけば、数ヶ月後に見たときにビックリかも!
そんな妄想をしながら、書き記しました。
ではまた。
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